※この系統では同じ技においても回転する指(軸)による違いが生じますが、
特に断り書きのない限りはその技のうちの中指を軸とするものについて解説しています.
ソニック(Sonic)
分類回転数 難易度重要度
-1.0 1S
ソニックリバース(SonicReverse)
分類回転数 難易度重要度
-1.0 1S
ペンを2本の指ではさんだ状態から左右に指の間を移動させる技で、この系統においては最も基本となります。また、親指方向へ移動する技がソニック、逆に小指方向へ移動する技がソニックリバースとなります。

ソニック
まずペンを中指と薬指ではさみ、中指を内側へ曲げ、薬指を外側で反らせることでペンを人差し指に当てます。するとペンは瞬間的に中指から独立するので、そのまま指の背を通してペンを移動させ、人差し指と中指でキャッチします。

ソニックリバース
上記ソニックの逆の軌道を描く技で、ペンを人差し指と中指ではさんだ状態から人差し指を外側へ反らせ、中指を内側へ曲げることでペンを移動させます。

ソニック、ソニックリバースのいずれにしても自然な円軌道を描くコツは力を抜いて、なるべく軸となる指が曲がらないように注意することです。また、先にフェイクトソニックフェイクトソニックリバースを習得している場合には早期から比較的きれいに回すことができます。
※それぞれの技のMovie1は3-ソニック(リバース)、Movie2は4-ソニック(リバース)です。

フェイクトソニック(FakedSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Fa]1.0 1S
フェイクトソニックリバース(FakedSonicReverse)
分類回転数 難易度重要度
[Fa]1.0 2S
ソニックソニックリバースを軸を変えずに行う技で、一般に最もポピュラーな技です。
又、この技はソニックソニックリバースに劣らず、ソニック系統の基礎となるもので、様々な技への応用が可能です。なお、ソニックと同方向へ回転する技がフェイクトソニックソニックリバースと同方向へ回転する技がフェイクトソニックリバースとなります。

フェイクトソニック
ソニック同様にペンを中指と薬指ではさみ、この状態から中指を内側へ曲げ、薬指を外側へそらすことで回転力を与えます。そして、その後もテンポよくそれらの指を前後に動かすことで連続して回転するようになります。

フェイクトソニックリバース
ソニックリバース同様にペンを人差し指と中指ではさみ、人差し指を外側へ反らせ、中指を内側へ曲げて回転させます。

これらの技は練習をはじめたばかりではなかなかうまく回りませんが、なるべく大きく回転させることを意識して何度も繰り返しているうちに、自然にきれい円軌道を描くようになります。
※それぞれの技のMovie1は2-フェイクトソニック(リバース)、Movie2は3-フェイクトソニック(リバース)です。なお、それぞれ3回連続しています。

ソニックひねり(TwistedSonic)
分類回転数 難易度重要度
(Fa)1.5 1A
ソニックひねりリバース(TwistedSonicReverse)
分類回転数 難易度重要度
(Fa)1.5 2A
これらの技はその名のごとく、ちょいうどソニックソニックリバースの途中で「ひねった」様な技で、比較的見栄えが良くて、ペンの方向を変えることも可能なため、フリースタイルにおいてかなりの頻度で用いられます。

ソニックひねり
ソニック同様にペンを中指と薬指ではさみ、回転を加えます。このときに人差し指を前に曲げることでペンは方向を変えながら中指の手前を通るので人差し指と中指でキャッチします。

ソニックひねりリバース
ソニックリバース同様にペンを人差し指と中指ではさんだ状態から回転を加え、薬指を前に曲げておくことでペンを中指と薬指でキャッチします。

これらの技は練習当初は指にペンがひっかかってしまいますが、その場合はなるべく回転と人差し指や薬指などの曲げ具合をともに大きくすることを意識して指に対して横方向ではなく縦方向から「ひねる」ようにすることで改善できます。
なお、たとえば3-ソニックひねりでは3-Fakedsonic>>3-SymmetricalGunmanというように「合体技」としての解釈も可能です。
※それぞれの技のMovie1は3-ソニックひねり(リバース)、Movie2は4-ソニックひねり(リバース)です。

スキップソニック(SkipSonic)
分類回転数 難易度重要度
-1.0 1C
スキップソニックリバース(SkipSonicReverse)
分類回転数 難易度重要度
-1.0 2C
2本の指を飛び越えて移動するソニックです。「ソニック」や「ソニックリバース」とさほど難易度は変わらず、中指と薬指を一体化して動かすことがポイントとなります。

シメトリカルソニック(SymmetricalSonic)
分類回転数 難易度重要度
-2.0 2B
シメトリカルソニックリバース(SymmetricalSonicReverse)
分類回転数 難易度重要度
-2.0 3B
ソニックソニックリバースと同方向にペンを移動させる技ですが、軸となる中指の手の甲側ではなく、手のひら側を通す技です。

シメトリカルソニック
まず、ペンを中指と薬指ではさみ、フェイクトソニック同様に回転を加えます。そして、フェイクトソニックから半回転ほどした時に人差し指を曲げ、中指を反らせることでペンを瞬間的に薬指と人差し指の2本で支えて中指の手前側を移動させます。その後、ペンを人差し指と中指でキャッチし、そのまま移動時の惰力を利用して半回転させます。

シメトリカルソニックリバース
人差し指と中指でペンをはさんだ状態からフェイクトソニックリバースの勢いを利用してペンを中指の手前側を移動させ、シメトリカルソニック同様にさらに半回転させます。

これらの技ではいかにうまくフェイクトソニックフェイクトソニックリバースの勢いを利用できるかがポイントとなります。
※動画はそれぞれ3-シメトリカルソニック、3-シメトリカルリバースです。

ムーンウォークソニック(MoonwalkSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Mo]2.0 2B
ムーンウォークスードウソニック(MoonwalkPseudoSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Mo](Fa)(Sl)2.0 2C
回転方向とは逆方向に軸移動する奇妙な技です。
まず人差し指と中指でペンをはさみフェイクトソニック同様に回転を加えます。そしてフェイクトソニックの1回転目が終わる直前に中指を手前に大きく曲げてペンを人差し指と薬指ではさんだ状態を作ります。その後、この状態のままさらに惰力を利用して回転を続け、キャッチします。このとき、中指と薬指でキャッチすると通常のムーンウォークソニック、人差し指と中指でキャッチすると軸移動のないムーンウォークスードウソニックとなります。
ペンが指にひっかかりやすい技ですが、慣れるまでは指先(第一関節よりも上)付近でまわすことを意識し、タイミングよく瞬間的に中指を大きく曲げることがポイントとなります。
またこの技は回転方向を変えることなく回転軸を戻すことができるため、なめらかさを重視したフリースタイルにおいては重宝します。

シングルアクセルソニック(SingleAxelSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Mu]1.5 2B
フェイクトシングルアクセルソニック(FakedSingleAxelSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Fa][Mu]1.5 2B
ムーンウォークシングルアクセルソニック(MoonwalkSingleAxelSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Mo][Mu]1.5 2B
手のひらを下に向けた状態から指の背を利用して「ソニック」などよりも半回転多くまわす技です。
これらはほぼ同じ技ですが、キャッチする指によって名称が異なります。ここではそれぞれの技の3軸におけるものを解説しており、この場合「ソニック」「フェイクトソニック」は中指と薬指で、「ムーンウォークソニック」は人差し指と中指で弾くことになります。

シングルアクセルソニック・フェイクトシングルアクセルソニック
まず手のひらを下に向け、中指と薬指でペンをはさみます。(このとき指は軽く曲げておき、ペンと指が斜めに交わるようにします。)そして、ソニックの要領で指を上向きに勢いよく伸ばし、ペンを指の上で半回転させます。ここで最も重要となるのは人差し指があがらない(伸びきらない)ようにすることです。はじめはソニック練習時のくせからどうしてもあがってしまいますが、これではペンの回転を邪魔してしまいます。何度も練習を重ねることによって改善できますが、人差し指を中指の下側に添えてあがらないようにするのも1つの方法でしょう。ペンが半回転した後キャッチしますが、このとき人差し指と中指(=回転方向に軸移動)でキャッチした場合はシングルアクセルソニック、中指と薬指(=軸の移動なし)でキャッチした場合はフェイクトシングルアクセルソニックとなります。

ムーンウォークシングルアクセルソニック
この技は人差し指と中指ではさんだ状態から回転させますが、上記の技とポイント等に違いはありません。同様に指の上で半回転させて、中指と薬指(=回転方向と逆方向に軸移動)でキャッチします。

それぞれの技のキャッチ時のポイントは「ソニック」の場合はタイミングよく人差し指を上げて、ペンを指の間に滑り込ませること、「フェイクトソニック」や「ムーンウォークソニック」の場合は手の角度に注意しながら中指と薬指の間にペンを落とすようにすることですが、よく似た技であるため使い分けるには多少時間がかかるかもしれません。
なお、「フェイクトシングルアクセルソニック」は「シャドウ(Shadow)」とも呼ばれ指番号を併記することで「シャドウ23-34」(=3-ムーンウォークシングルアクセルソニック)のようにここで紹介したほかの同類の技も表すことができます。

ダブルソニック(DoubleSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Mu]2.0 3C
フェイクトダブルソニック(FakedDoubleSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Fa][Mu]2.0 3C
ムーンウォークダブルソニック(MoonwalkDoubleSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Mo][Mu]2.0 3C
ダブルアクセルソニック(DoubleAxelSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Mu]2.5 3D
フェイクトダブルアクセルソニック(FakedDoubleAxelSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Fa][Mu]2.5 3D
ムーンウォークダブルアクセルソニック(MoonwalkDoubleAxelSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Mo][Mu]2.5 3D
トリプルソニック(TripleSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Mu]3.0 4E
フェイクトトリプルソニック(FakedTripleSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Fa][Mu]3.0 4E
ムーンウォークトリプルソニック(MoonwalkTripleSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Mo][Mu]3.0 4E
これらの技は「シングルアクセルソニック」、「フェイクトシングルアクセルソニック」、「ムーンウォークシングルアクセルソニック」を基にさらに指の上で多く回転させる技で、それぞれ2回転、2.5回転、3回転するものです。
これらの技ではノーマル系におけるマルチプル同様にバランスが最重要ポイントとなります。手の角度を調節するなどしてなるべく重心が移動しない様に注意することで自然と回転数が伸びてきます。

なお、ソニック系におけるマルチプルでは方向の異なる回転が含まれるため、回転数は指の上での回転数+1となります。

クアドラプルソニック(QuadrupleSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Mu]4.0 6E
クウィンタプルソニック(QuintupleSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Mu]5.0 7E
ソニックにおいて指の上を利用して4回転させるとクアドラプルソニック、5回転させるとクウィンタプルソニックとなります。
ある程度回転数が増えてくると、バランス以外にもパワーが必要となりますが、あまり力強く弾きすぎると逆にバランスを崩しかねませんので注意が必要です。
又、ノーマル系の場合同様に自分の回しやすい場所を見つけることでより多く回すことができます。

シングルアクセルソニックリバース(SingleAxelSonicReverse)
分類回転数 難易度重要度
[Mu]1.5 3C
フェイクトシングルアクセルソニックリバース(FakedSingleAxelSonicReverse)
分類回転数 難易度重要度
[Fa][Mu]1.5 3C
ムーンウォークシングルアクセルソニックリバース(MoonwalkSingleAxelSonicReverse)
分類回転数 難易度重要度
[Mo][Mu]1.5 3C
手のひらを下に向けた状態から指の背を利用して、「ソニックリバース」などよりも半回転多く回す技です。

基本的なポイントは順回転の場合と変わりありませんが、中指(3)を軸とした場合「ソニックリバース」では、人差し指を中指で、「フェイクトソニックリバース」と「ムーンウォークソニックリバース」では中指と薬指で弾くことになります。
これらの技は最初は弾きにくいかもしれませんが、例えば「ソニックリバース」の場合ではペンをはさんだときに、人差し指を下げておくなど指の位置を調整することでうまくはじけるようになります。またキャッチの際はこれらの技を使い分けるいは多少時間がかかりますが、手の傾きに注意し、しっかりと中指を上げるようにするとより確実なものになります。

なお、これらの技はネオバックアラウンド(NeoBackAround)とよく似ていますが、両者にはペンの最初の構え方や、回転の加え方に違いがあります。

ダブルソニックリバース(DoubleSonicReverse)
分類回転数 難易度重要度
[Mu]2.0 4D
ダブルアクセルソニックリバース(DoubleAxelSonicReverse)
分類回転数 難易度重要度
[Mu]2.5 4D
トリプルソニックリバース(TripleSonicReverse)
分類回転数 難易度重要度
[Mu]3.0 5E
シングルアクセルソニックリバースの要領で、指の上でさらに多く回転させる技で、それぞれ2回転・2.5回転・3回転します。
これらの技は弾きにくいですが、同時にキャッチのタイミングをつかみにくい技でもあります。このため、バランスに注意することはもちろんのこと、弾く強さも意識する必要があります。

スードウソニック(PseudoSonic)
分類回転数 難易度重要度
(Fa)(Sl)2.0 2C
スリップトソニック(SlippedSonic)
分類回転数 難易度重要度
[Sl]2.0 2C
ソニックの途中にフェイクトソニックをする技で、キャッチする指によって名称が異なります。
まず、通常のソニックをするようにペンをはさみ、回転を加えます。その後ペンを人差し指に当てますが、このとき中指を手前に大きく曲げて、完全にペンを中指から独立させます。するとペンは人差し指と薬指によって支えられる状態となるので、そのままフェイクトソニックをしてキャッチします。
キャッチすると指はスードウソニックであれば中指と薬指、スリップトソニックであれば人差し指と中指になります。

これらの技におけるフェイクトソニックは中指をはさんだ状態で行うため、きれいに回転させるには多少時間がかかりますが、中指を大きく曲げることを意識して何度も練習することで改善できます。

なお、「スードウソニック」は「フェイクトスリップトソニック(FakedSlippedSonic)」すなわち軸移動のないスリップトソニックとも解釈可能です。


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