- ペン回しとは?
誰でも聞いたこと、少しは見たことがある「ペン回し」。 かつてはただの暇つぶし、ペンを持ったときの癖だと考えられていましたが、近年においてそれはその枠をこえ、むしろ1つの遊戯であるかのような体系を持ってきました。 その技の数はノーマル、ソニックなどの基本技を土台とし、合体・連続技を含め、これまでに多く考案されており、膨大な数となっています。 また近年ではフリースタイル(以下FS)が海外から紹介され、ペン回しの主流となっています。当サイトはこの「ペン回し」を扱ったものです。
-Penspirit- Now it speeds you.
- 当サイトのコンセプト
今日において、ペン回しに関するサイトの数は数え切れないものとなっております。しかし、その中で適切な解説や、ペン回しを今からはじめる方々に対して役に立つコンテンツを用意しているサイトはわずかであるといえると思います。ペン回しサイトの1つである当サイトは初心者から上級者までが満足して利用できるよう、「他サイトにはない解説量」「他サイトに劣ることのない技のライブラリ」という事をコンセプトとして掲げています。 このコンセプトは1人の管理人が動画の撮影から編集まですべてを請け負うのではなく、4人の管理人でサイトを共同運営することで可能となったものです。
- 当サイトを開設するにあたって
我々がペン回しを始めたのは2006年の5月から6月ごろだったかと思います。そのころにはすでに多くのペン回しサイトができており、我々はそれらのサイトからペン回しを学びました。我々のサイト作りにはそれらの素晴らしいサイトの影響があり、また我々がこのようにサイトを開設できたのもそのようなサイトのおかげです。
また、管理人もまだまだ未熟ですが、皆様と一緒に成長して行けたら、と思っています。
-
回すときの注意
どんな技にも習得には練習が不可欠です。しかし、その練習も状況によっては周りの人の迷惑になることがあります。このことに注意しなければ自分に対する印象を悪くしてしまうばかりでなく、むやみに回し続けると手や腕に大きな負担をかけることになります。これではペン回しの楽しさが半減してしまう為、授業中は控えるなど最低限のマナーは守りましょう。
また、ペン回しの技はすぐに習得できるものもありますが、その大半はある程度の練習を必要とします。このときはむやみに練習を繰り返すのではなく、肩の力を抜いて少しずつこなしていくことが習得への近道となります。焦らず、無理をせずに、自分の目標を定めてコツコツ練習していくことが着実に実力をつける唯一の方法と言えるでしょう。
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回すペンについて
ペン回しで用いられるペンは主に市販の(無改造の)ものと、より回しやすくするために改造したものとに大別されます。この場合、言うまでもなく後者の方が前者に比べ格段にバリエーションを増やすことができますが、やみくもに改造を試みても材料となるペンを無駄にしていまうだけです。
このため、初めてペン回しに挑戦する際はまずDr.Grip(PILOT社)などの無改造のペンを用い、練習する過程において自分にはどのようなペンが必要かを見極めたうえで改造を試みることをお勧めします。
なお、当サイトではペン回しにおいて多く用いられるペンや、管理人のオリジナルの改造方法をPen's Introductionで紹介しておりますので、ご参照ください。
- サイト内の動画はPV/CVにある動画を除いて音声ははいっておりません。ご了承ください。
- 動画の動きが速くて軌道などがよく分からない場合はWindowsMediaPlayer等の再生速度を変更する機能や、コマ送り機能などを活用してください。
- 当サイトの動画の著作権はすべて管理人にあるものであり、それらの動画は無断転載禁止とします。
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技の表記法について
当サイトでは現在主流となっている「私のペン回しの歴史」様で定義されたものを基とした表記法を使用しています。
ペン回しの技は基本となる技名(ノーマル、ソニック、ガンマンetc...)と技名の前後につく接頭語、接尾語、および回転軸を示す指番号によって成っています。(一部例外あり)
たとえば3-シメトリカルソニックリバースでは「3-」という指番号、「シメトリカル」という接頭語、「リバース」という接尾語によって「ソニック」という基本技が修飾されています。
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指番号について
指番号とはペンを回すときの回転軸を示しており、各指と番号の対応は以下の通りです。
指番号 |
指 |
1 |
親指 |
2 |
人差し指 |
3 |
中指 |
4 |
薬指 |
5 |
小指 |
また、指番号はペンの移動やキャッチをより明確にするためにペンをはさむ2本(一部3本)の指の指番号すべてを用いて表す場合もあります。(たとえば3-ソニックは詳しく表すと3-ソニック34-23となります。)
- 接頭語・接尾語について
接頭語・接尾語はそれぞれが基本技の軌道の変化を表しています。接尾語は「リバース」の一つしかありませんが、接頭語には様々なものが存在し、場合によっては組み合わされて用いられることもあります。
当サイトでは、頻繁に用いられるもの、逆にほとんど用いられないものを除いた主な接頭語によって技を分類しています。
各接頭語・接尾語の意味は以下の通りです。
<接頭語>
Continuous
コンティニュアス
|
ある技を2回以上連続技として繰り返す事を表す
|
Co
|
Faked
フェイクト
|
ある技の軸の移動をなくした技である事を表す
|
Fa
|
Fingerless
フィンガーレス
|
指で押したり弾いたりせずに手首のスナップを用いて弾く技である事を表す
|
FL
|
Fluent
フルーエント
|
一つの技を軸指を変えながら 連続して回す技である事を表す
|
Fl
|
Harmonical
ハーモニカル
|
ある技の順回転と逆回転を交互に行う 連続技である事を表す
|
Ha
|
Multiple
マルチプル
|
多回転(1.5回転以上)である事を表す
|
Mu
|
Moonwalk
ムーンウォーク
|
ある技に対して回転と移動の方向が逆の技 である事を表す
|
Mo
|
Skip
スキップ
|
軸として指を2本以上使う技(複数の指を跨ぐ技)である事を表す
|
-
|
Slipped
スリップト
|
技の途中にフェイクトソニックを挟む技 である事を表す
|
Sl
|
Spread
スプレッド
|
ノーマル系、ガンマン系の1回転のトリックのみで構成される合体技を表す
|
Sp
|
Symmetrical
シメトリカル
|
ある技に対して対称の軌道を描く技 である事を表す
|
-
|
<接尾語>
Reverse
リバース
|
ある技の逆回転の技である事を表す
|
-
|
なお当サイトでは、上の表に併せて書きました2文字のアルファベットから成る「記号」、及び2種類の「括弧」を用いて各技をより詳しく分類しています。それぞれの括弧の意味は以下の通りです。
[ ]
|
技名・コンボにおける軌道など表記から容易に修飾語による分類が可能な技であることを示す
|
( )
|
表記上では分からないが、 その技をより詳細に分解したときに分類可能、すなわち言い換え可能な技であることを示す
|
※上記の「記号」と「括弧」による分類法は当サイト独自のものです。
-
回転数について
ペン回しにおいて基本技である「ノーマル」や「ソニック」にはその原型は変えずに発展技としてより多く回転させる系統(マルチプル系)が存在します。このためそれぞれの回転数を示す修飾語が存在し、それらは各技名の前に付けて用います。 10回転までの回転数と修飾語の対応は以下の通りです。
シングル(Single)
|
1.0
|
ダブル(Double)
|
2.0
|
トリプル(Triple)
|
3.0
|
クアドラプル(Quadruple)
|
4.0
|
クウィンタプル(Quintuple)
|
5.0
|
セクスタプル(Sextuple)
|
6.0
|
セプタプル(Septuple)
|
7.0
|
オクタプル(Octuple)
|
8.0
|
ノナプル(Nonuple)
|
9.0
|
ディカプル(Decuple)
|
10.0
|
※ペン回しにおける回転数は0.5回転ごとに表され、基本技の0.5回転版には「ハーフ(half)」を技名の前に付け、1.5回転など1回転以上の場合は各回転数を表す修飾語に「アクセル(Axel)」を付加してそれぞれの回転数を表します。また、「ノーマル」における多回転技では慣用的に「ノーマル」は省略されてそれぞれの修飾語のみで表されます。
ex.
- 「ハーフノーマル」
- ノーマルの0.5回転版
- 「ダブル」
- ノーマルの2回転版
- 「トリプルアクセルソニック」
- ソニックの3.5回転版 etc・・・
-
連続技・合体技について
コンボやFSにおいてはトリックを組み合わせた技であるため、「連続技」・「合体技」の概念が生じます。それぞれの意味、及び表記時の記号の対応は以下の通りです。
連続技
|
2種類以上の技を連続して行い、一つの流れとしたもの
|
⇒
|
合体技
|
前半のキャッチの部分、後半の開始の部分が連続で行うことによって、その接続部分が省略または変化する技
|
>>
|
ex.
- 「ノーマル⇒ノーマル」
- ノーマルとノーマルの連続技=コンティニュアスノーマル
- 「ノーマル≫ノーマル」
- ノーマルとノーマルの合体技=スクエア/1,1-スプレッドダブル
-
難易度・重要度について
当サイトでは、それぞれの技の全体的な位置や習得のし易さ、し難さが理解できるよう、その技の難易度と重要度とを設けています。
難易度については1〜10に分かれており、数値が大きいほど難易度が高いことを示します。
重要度についてはFSを組むことを目標とした場合を考慮して、S,A,B,C,D,Eの6段階を設けています。これらはSに近づくほど重要であることを示し、それぞれの重要度は次のような意味を持ちます。
重要度
|
意味
|
S
|
必ず習得したい最重要の技。
|
A
|
Sランクの後、併せて習得したい技
|
B
|
FSを組む際に習得しておくことが望ましい技
|
C
|
使用頻度はさほど高くないが、 FSに変化をつけたい場合は必要となる技
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D
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使用頻度は低いが、 一部では〆技としての利用も可能な技
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E
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使用頻度は極めて低いが、 各系統で上を目指す場合には必要となる技
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また、この難易度・重要度は便宜上当サイトで用いたものであり、管理人の独断であるためあくまで目安です。
- 当サイトのリンクについて
当サイトはリンクフリーですが、もしリンクする場合はあなたのホームページのアドレスを明記の上、
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